2017年01月19日
建築学系主催の講演会を開催しました
理工学部建築学系主催の講演会が1月19日に、メイプルセンチュリーホール4階中教室で開催されました。講師は日本建築学会会長で京都大学防災研究所教授の中島正愛氏。「わが国の建築を特徴づけるもの???特に建築構造の立場から」と題して約60分間、学生らを前に熱弁をふるいました。
中島教授は日本と海外の大学における建築系教育や研究環境などの違いについて「グローバル化といった面では、日本は海外の大学と比較し劣勢」と指摘しました。日本のものづくりの特徴を「テクノロジーに偏りすぎるため、機能過多でガラパゴス化しがち」と分析しながら「日本ではマニュファクチュア(生産過程)も重要視するため施工現場はきれいで安全。規律的な施工管理が日本の特徴である」と前半をまとめました。出席した約80人の学生らは、軽快な語り口で論理的に語る中島教授の話に熱心に耳を傾けていました。