2019年01月25日
【学生寄稿】21世紀アジア学部?表きよしゼミ紹介「授業の現場から」
「授業の現場から」とは
本企画は、各学部のゼミ?研究室に所属する学生に執筆をお願いし、ゼミ?研究室の特徴や学習内容、日々学び実践していることなどを紹介しています。
表きよしゼミ 執筆者:宗重 冬馬さん(21世紀アジア学部3年)
21世紀アジア学科の表きよしゼミでは、日本の古典?伝統文化を主に学んでいます。
日本では、古くから学問?行事?食べ物などが人々の歩みとともに発展してきました。このゼミでは、日本の文化に深い関係のある伝説的な人物や地域の祭りを、文学や芸能、地元民など多角的な視点から調査?考察し、資料にまとめて一人一人が発表します。さらには、発表に対して他の学生が質問、意見を述べることで自分だけでは見えなかった新しい気づきを得られるなど充実した学習をしています。それぞれが自分らしい資料?発表を完成させ、学生同士でも切磋琢磨し合いながら有意義な時間を過ごしています。
その他の活動として冬には京都へ足を運び、日本の伝統が多く生まれた土地?文化に直接触れることで、より実践的な知識を身につけています。実際に自らの目で見て、考察を発展させることができるのも当ゼミの特徴の一つです。
日本の伝統文化に対する理解を深めていく過程で、人々の生活がどう関わってきたかという点に重きを置き、日本人の物の考え方、関心をあらためて知ることになります。2020年東京五輪や2025年に開催が決まった大阪万博など、日本が世界から注目される機会が多い中、日本人ならではの文化を他者に説明できるようになるのは、とても重要なことです。
21世紀アジア学部の学生は卒業後、海外の方々と関わる道を選ぶことが多いため、自国文化を専門的に学べるこのゼミの学習には、将来性があり、かつ意義深いものであるといえます。
<国士舘大学新聞 2019年1月25日発行号に掲載>