2021年11月12日
辰野文理教授が「再犯防止シンポジウム」にファシリテーターとして登壇
日野市、多摩市、稲城市の3市が合同で主催した「再犯防止シンポジウム」が10月29日に多摩市?関戸公民館で開催され、本学法学部の辰野文理教授(専門=犯罪学、被害者学、更生保護)がパネルディスカッションのファシリテーターとして登壇しました。
同シンポジウムは「誰もが安心してくらすことができるまち~再犯防止のための支援のあり方」をテーマに開催されました。当日は2つの講演の後にパネルディスカッションが行われ、講演を行った元厚生労働事務次官の村木厚子氏、株式会社ヒューマン?コメディ代表の三宅晶子氏に加え、3市からは大坪冬彦日野市長、阿部裕行多摩市長、髙橋勝浩稲城市長が顔をそろえました。
ファシリテーターとして進行役をつとめた辰野教授は、地方自治体における更生保護について、自治体としてのかかわり方や関係団体との連携についての問題提起を行いながら意見を求め、各パネリストからは、それぞれ実状に則した闊達な意見や課題が提示されました。最後に辰野教授は「再犯防止の取り組みは人と人の関係、社会のあり方の問題。支援には多くの課題もあるが、地域に根付いた行政としての役割がそこにあると思われる。犯罪被害者に対する支援も含めて、多方面の活動を継続的に行うことで市民の理解を得ていく必要があり、本シンポジウムがその機会のひとつとなれば幸い」とシンポジウムを総括しました。
教員情報:辰野文理教授
- パネルディスカッションの様子
- ファシリテーターをつとめた辰野教授