大学院案内ガイドブック2025電子カタログ
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工学研究科567121236712345673機械工学特別講義I4機械工学特別研究Ⅰ機械工学特別研究Ⅱ45電気工学特別演習Ⅰ電気工学特別演習Ⅱ 私は、本学の理工学部理工学科機械工学系を卒業し、大学院工学研究科機械工学専攻に入学しました。大学生活を通して、将来はメーカーでの設計開発職に就きたいと考えていたのですが、学部4年生で卒業研究に取り組んでいた時、当時の私には企業で活躍できるほどの能力が足りていないことを痛感しました。よって、もっと専門的な知識や技術を得ることで、自分の研究をより深く突き詰め成長したいと考え、大学院への進学を決意しました。 大学院での生活は、主に講義と研究を軸に活動することになります。大学院の講義は、学部時代と比べ必要な修了単位数が少ないため、自分のプライベートの時間と両立させた自由な時間割を組むことができます。講義の内容はどれも専門的であり、また少人数で行われるため教員との距離が近く、対話や意見交換を積極的に行うことができ、集中的に知識を深めることができます。特に、私の専攻では指導して下さる教員の方々が元々メーカーや研究所に勤務されていた方が多いため、より実践的な経験や知識に富んだ「生きた知識」を得ることができます。 講義以外の時間はほとんど研究活動を行っています。研究が行き詰まった時や、また些細な疑問が浮かんだ時でも、指導教員の方々に相談することで、親身かつ手厚いご指導を頂く事ができます。また、私の所属している研究室では週に1度指導教員に対する進捗報告など、プレゼンテーションを行う機会が多く設けられています。その中で、相手に分かりやすく伝えるスピーチ力や質の高い資料の作成技術など、今後社会で活躍する中で必要となるスキルの向上を実感できています。 講義や研究の他にも、学部生の講義のTAや同じ研究室に所属している後輩達との談話など、同級生や教員以外のコミュニケーションの場も多いです。自分の経験を伝えていくだけでなく、自分の知河村 美波 Kawamura Minami工学研究科 電気工学専攻 修士課程 1年 応用情報学コース 私は首都大学東京健康福祉学部理学療法学科を卒業し、理学療法士として総合病院に勤務しています。学部卒業後、社会人としての数年を経て国士舘大学大学院工学研究科へ進学し、現在は働きながら通学しています。 私は病院へ勤務する傍らアーティスティックスイミング(AS)をはじめとする水泳競技のトレーナーとして活動をしています。トレーニングは運動学的?生理学的な視点をもち競技特性を踏まえて組み立てる必要があり、私は様々な研究結果も参考にトレーニングを考えることが多いです。しかしASの研究は競泳に比べて少なく、水中で筋電図をとる難しさから筋活動の分析もあまりされていません。自身の現場での臨床へ活かすためにも、大学院へ進学し水中で実際の競技動作中の筋活動を分析することは有効であると考えました。ASの研究をしている教育機関、研究者は少なく、研究ができる環境に限りがあり、トレーナーとして日頃お世話になっている地神教授を頼り本学への入学を決めました。本学には水中で計測可能な筋電計やモーションキャプチャー、AS競技に必要な水深が深いプールがあります。またAS部もあり、私の研究を進めるうえで最適な環境だと思いました。 授業は学部時代にはあまり触れてこなかった工学系の科目を受けていますが、授業は少人数であることから理解度に合わせて進めていただけていると感じます。教授とのコミュニケーションもとりやすく、普段の仕事内容と全く違う分野の授業を楽しく受けられています。働きながらの通学は時間の面で不安もありましたが、スケジュールを指導教員の先生に相談しながら授業を受け、研究を行えています。研究内容については出願前に指導を希望する教授へ相談することができたので、入学前に考えていたテーマを中心 私は、本学の理工学部理工学科まちづくり学系を卒業し、大学院工学研究科建設工学専攻まちづくり環境コースに進学しました。 私が大学院修士課程へ進学した理由は、得られる専門知識や技術が学士課程より明らかに多く、学部で学んできたことをさらに追及して深く学ぶことができると感じたからです。社会人になると自らの学びに充てることのできる時間が限られてしまうので、2年間という時間を有効に活用し、しっかりと専門性を高めることができれば、自身のアドバンテージになっていくのではないかと思っています。 大学院の生活では、講義やTAに加えて、所属している研究室の活動に取り組んでいます。修士課程は学士課程と比べて単位数が少ないため、本当に関心がある講義を履修することが可能であることと、学士課程で学んできたこと以上の専門知識を得ることができます。また、講義の履修者が少人数であることから、教員との距離が近く、より細かい指導を受けることも可能です。私の所属している都市デザイン研究室では、行政や企業と協働で様々なプロジェクトに取り組んでいることから、打合せやワークショップ等の貴重な経験をさせていただく機会が多く、直接様々な意見を受けることで見聞が広がり、知識の幅を広げることができました。さらに、プロジェクトで製作するファニチャー類の設計?製図やデータの集計?分析作業等を通じて、CADソフト等のスキル向上にも繋がっています。現在は、修士論文の執筆に取り組んでおり、らなかったことに気づかされることもあり、自身の成長に欠かせない経験だと思っています。 大学院での活動は学問や研究のレベルが高く、ついていくのが大変な時もあります。ですがそれと同時に、自分の興味のあること、知りたいと思ったことに人生で最も打ち込める期間であると思います。もしももっと自分の知見を広めたい、技術を磨きたいといった思いをお持ちなら、是非入学を検討してみてはいかがでしょうか?たったの2年間ですが、人生にとってかけがえのない経験ややりがいが得られると思います。修士1年次時間割に進めることができています。今後はASの競技動作中の筋活動分析を進め、科学的根拠に基づいたより効果的なトレーニングの指導ができるよう、学んだことを現場に応用していきたいです。またパフォーマンスアップ、障害予防につながるトレーニングを普及していけるような活動をしていきたいと思っています。 最後に、社会人を経ての学び直しはとても楽しく、充実した日々を送ることができています。働きながらの通学は不安に思うことも多いと思いますが、理解し柔軟に対応してくださる先生がいます。少しでも進学に興味があれば、一度研究室を見学し教授と話をしてみるのが良いと思います。修士1年次時間割専門分野の知識や技術だけでなく、問題解決や情報収集の能力等を磨いています。時には忙しさのあまり辛く苦しくなることもありますが、親身になって指導してくださる先生方や、共に頑張っている同級生?後輩の存在が励みになり、非常に質の高い大学院生活を過ごせています。 最後になりますが、大学院に進学することで得られる知識?技術は、思っている以上に自身の大きな糧となります。ほんの少しでも「大学院進学」の文字が頭の中に浮かんでいる方は是非、進学を検討してみてください。修士1年次時間割41MonMonMonTueWedThu機械工学特別講義Dロボット制御工学計算物理学特論ロボット設計学機械力学特論TueWedThu人工知能学特論電気工学特別研究Ⅰ電気工学特別研究Ⅱ物理学特論アカデミック英語TueWedThu地球科学特論都市デザイン特論コンクリート構造特論公共空間デザイン特論アカデミック英語FriSat機械工学特別演習Ⅰ機械工学特別演習ⅡFriSat無線工学特論電子計算特論スポーツ情報工学特論Bスポーツ情報工学特論Aスポーツ医工学特論FriSat都市交通計画特論建設工学特別研究Ⅰ福祉環境整備特論建設工学特別研究Ⅱ 建設工学特別演習Ⅰ建設工学特別演習Ⅱ岡崎 修斗 Okazaki Shuto工学研究科 機械工学専攻 修士課程 2年 機械融合システムコース廣澤 里花 Hirosawa Rika工学研究科 建設工学専攻 修士課程 2年 まちづくり環境コース先輩からのメッセージ

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