2024年01月25日
【学生寄稿】体育学部?秋葉茂季ゼミ紹介「授業の現場から」
「授業の現場から」とは
本企画は、各学部のゼミ?研究室に所属する学生に執筆をお願いし、ゼミ?研究室の特徴や学習内容、日々学び実践していることなどを紹介しています。
秋葉茂季ゼミ 執筆者:上地琉太さん(体育学部4年)
体育学科の秋葉茂季ゼミでは、スポーツ心理学とベースボール型競技に興味を持った学生が一緒に研究に取り組んでいます。面白い点は、興味が異なる研究グループが一緒に活動をしているところです。これは秋葉先生が男子ソフトボール部の監督を務めていることと、専門分野がスポーツ心理学であることが理由です。
私たちは、野球の走塁戦略に関する研究グループ、ソフトボール競技の打者のタイミングの取り方と飛距離の関係に関する研究グループ、そして、試合において緊迫した場面での認知方略がパフォーマンスに及ぼす影響についての研究グループといった3つのグループが同時進行で研究を進めています。
当初はお互いのグループの発表に対して質問することもできないほど分らないことが多く、一緒に進める意味があるのかと疑問も感じました。しかし、秋葉先生から、知識も興味もない人に面白いと感じてもらい、疑問を感じてもらえるくらいの発表をしなさいと言われました。そして、一生懸命発表していくうちに、自分たちが進めている研究の面白みや大事な点が分かるようになってきました。
また、ゼミでは秋葉先生が行っているスポーツカウンセリングの実践事例について話を聞きながら研究に当たっています。人間理解の視点から、スポーツが人間の人格形成に与える影響を考え、競技力の向上と人間的成長との関係について、学びを深めています。
私たちが厳しい練習をして技術の向上を図ろうとすることの意義やスポーツ自体の意義について考える機会があり、一競技者としても多くの学びを得ることができます。
<国士舘大学新聞 2024年1月25日発行号に掲載>