2023年03月14日
令和5年度全学必修化「数理?データサイエンス?AI教育」などテーマにFDシンポジウムを開催
3月11日、第28回FDシンポジウムが「令和4年度FD委員会の取り組みと令和5年度から始まる新たな教育」をテーマにオンラインで開催され、本学教職員147人が参加しました。
第1部では、3つのワーキンググループの座長がそれぞれ「アクティブ?ラーニングの実践例の報告および実践集作成」「オンライン授業の在り方」「授業改善に向けてのその他の取り組みの報告」について発表し、授業の実践報告と課題などを参加者と共有しました。
第2部では、「国士舘大学が行う数理?データサイエンス?AI教育」について、本学データサイエンス教育研究開発センター副センター長の関口宗男理工学部教授がこれまでの情報教育との違いを述べ、すでに導入する企業の事例紹介などから、今後求められる人材に対応する教育であること、新たな価値創造につながる当教育の革新性と倫理教育の重要性を解説しました。
また、同センターの大柳良介理工学部講師は、令和5年度から全学で必修となる科目「AIとサイエンス」についてシラバスをもとに解説し、多種?多様な分野?人々がAIとデータを活用して社会の課題解決に貢献する人材育成が目標であると述べたうえで、その前提はAIが導き出した解の成否が判断できることだと強調しました。
シンポジウムを主催した本学副学長でFD委員会委員長の長谷川均文学部教授は「アクティブラーニングの実効性が明確になり、進めるべき教育施設の整備の在り方も見えてきた。新たな科目の全学必修化については継続的な意見交換によるブラッシュアップを図りながら、国士舘独自の価値あるプログラムとしていきたい」と話し、全教職員の理解と協力を呼びかけました。