2022年03月17日
第26回FDシンポジウムをオンラインで開催しました
本学FD委員会は3月12日、第26回FDシンポジウムをオンラインで開催し、教職員約160人が参加しました。令和3年度最後の開催となる今回は、FD委員会の1年間の取り組み報告と令和4年度授業に向けてオンライン授業に関する調査報告および著作権に関してシンポジウムを行いました。
第1部では、今年度の3つのワーキンググループの座長が「アクティブラーニングの実践例の報告および実践集作成」「ルーブリック作成の報告および実践集作成」「授業改善に向けてのその他の取り組みの報告」について発表し、授業の実践報告と今後の課題について参加者と共有しました。
第2部では、はじめに学長室IR課からオンライン授業に関する教員調査?学生調査の報告が行われました。その後、法学部現代ビジネス法学科の田邉恵教授が「オンライン授業と対面授業における著作物利用と制限」について、著作権の基礎的な話から、学校やその他の教育機関などで多く使用されるオンライン配信で注意すべき点などについて説明しました。その後、質疑応答の時間を設け、WEBコンテンツを利用する際の注意点や許容範囲、授業で配布する資料や写真の使用についてなど、さまざま質問に回答しました。
シンポジウムの最後に、FD委員会委員長で副学長の長谷川均文学部教授は「著作権に関する扱いは、教員にとって教材を作る際非常に悩ましい存在。今日の話で疑問点の解決のヒントが多くあったかと思う。今後もFD委員会では、教育者としての質の改善、資質の開発に取り組むだけでなく、教育環境の改善、教育に関する問題を幅広く扱っていきたい」と話し、シンポジウムを締めくくりました。