2019年09月13日
内部質保証についての研修を実施しました
9月11日に、世田谷キャンパス多目的ホールで全学教員研修会を開催し、125人の教員が参加しました。講師に公益財団法人日本高等教育評価機構事務局長の伊藤敏弘氏を迎え「高等教育の質保証にかかわる私立大学の在り方」と題して講演いただきました。
はじめに伊藤氏は認証評価制度のこれまでの流れを振り返りながら、法令等の順守状況のチェックが主だった時期を経て、現在は内部質保証に重点が置かれるようになってきたとし、2018年から新しくなった評価システムの変更点と平成30年度評価結果を解説しました。
次に、評価機構が求める学習成果と内部質保証について説明があり「何を教えるかではなく、教育課程等を通してどのような能力が身に付くのかを明確にする必要があり、さらにそれを測定し達成状況を評価する指標を作ることが肝要」と強調しました。
認証評価制度とは、大学等の研究?教育の質の向上と改善の支援のため、国に認証された機関により行われる評価で、法律によりすべての高等教育機関に義務付けられています。高等教育に関わる法律等の改正が進む中、特色ある教育や研究活動に取り組み積極的に配信していくことが、今求められています。
本研修会は、学園の構成員である教員が、大学等の運営および教学改革の背景にある知識?情報を身に付け、能力?資質を向上させるための取り組みとして実施しました。