2022年02月28日
防災?救急救助総合研究所の浅倉大地助教が世田谷ボランティア協会主催の防災シンポジウムに登壇しました
社会福祉法人 世田谷ボランティア協会と世田谷区が共催した「第4回防災シンポジウム 在宅避難について考える」が、1月15日に下北沢タウンホールで開催され、本学防災?救急救助総合研究所の浅倉大地助教がパネルディスカッションに登壇しました。
シンポジウムでは、首都直下型地震などで大規模な被害が発生した際の、世田谷区での行政とボランティアの果たす役割や地域が抱える課題について「在宅避難」に焦点をあてたディスカッションが行われました。
浅倉助教は、震度6強の地震発生時では、世田谷区で避難が必要な人が約24万人にのぼるとの推定を示し「全区民の2割までは避難所に入れるが、それ以外は在宅避難か遠隔避難が想定される。ライフラインの復旧に6日から1ヶ月以上を要するとも言われている中、在宅避難生活への対策をしっかり話し合う必要がある」と、このシンポジウムの意義を強調しました。また、建物や室内の備え、物資の準備に加え、正しい情報の周知やボランティアとの連携といった地域課題について共演者と意見を交わしました。
ディスカッションの最後に浅倉助教は「今後、首都直下型地震が高い確率で予想されている。このシンポジウムをきっかけに、皆さんもご自身やご家族の命を含め、この世田谷という街を守っていけるように備えてほしい」と締めくくりました。
このシンポジウムはYoutubeの「せたがや災害ボランティアセンター公式チャンネル」より動画配信も行っています。以下のページよりご覧ください。
せたがや災害ボランティアセンター
https://otagaisama.or.jp/saigai/
せたがや災害ボランティアセンター公式チャンネル
https://youtu.be/ERln4mPwybw