2022年12月15日
エジプトの医療従事者10人が本学で病院前救急医療研修プログラムに参加(12月15日更新)
日本とエジプト政府間で2016年に締結された「エジプト?日本教育パートナーシップ(EJEP)」に基づき、エジプト国と本学が業務委託契約を結ぶ「病院前救急医療研修プログラム」が第4期生となる研修生迎え、日本における病院前救急医療とその指導法についての研修が行われています。
今回はエジプトの救急医療の現場に従事する救急救命士10人が、本学多摩南野キャンパスを拠点に10月22日から12月16日の日程で研修を行っており、本学防災?救急救助総合研究所が研修を担当しています。研修プログラムには、講義?実習のほか、東京消防庁の視察や医療機関での現場実習、本学を含む救命士養成機関の見学など、フィールドワークも多く取り入れた実践的な内容となっています。
「病院前救急医療研修プログラム」は、日本とエジプト?アラブ共和国の円借款貸付契約による「人材育成事業(エジプト?日本教育パートナーシップ)」(保健分野)に採択され、本学は2018年、同国と業務委託契約を締結しました。契約期間は4年間で、昨年コロナ禍で中止となり今年は5~7月に続き2回目、第4期生の受け入れとなります。
開校式
10月22日には多摩南野キャンパスで開校式が執り行われ、本学の佐藤圭一学長やエジプト大使館文化?教育?科学局のシャヘンダ氏が参加し、研修生に約8週間が実りある研修となるよう激励しました。
- 佐藤学長のあいさつ
講義
実習
視察
- 東海大学医学部附属病院
シナリオトレーニング実習
12月6日には、これまでの実習のまとめとして、生徒役?指導者役に分かれて実際の現場を想定した隊活動のシナリオトレーニングを実施しました。
今回は、エジプトの救急隊員が行わない特定行為である自動心肺蘇生器を用いた気道確保、静脈路確保、薬剤投与を含んだ隊活動を実習し、フィードバックを行いました。
- 隊員2人、評価者2人、心電図担当1人に分かれて実習
- 実習の様子
- フィードバックの様子
- 救急車を利用して搬送まで通して実習を行う