2022年12月23日
経営学部?田中ゼミの学生が食品ロスをテーマに地域活性化の取り組みを進めています(12月23日更新)
経営学部?田中史人ゼミでは、毎年ビジネスプランを考えるグループと地域活性化活動に取り組むグループに分かれて活動を行っています。
世田谷の地域活性化に取り組むせたまち1班では、食品ロスをテーマにした取り組みができないかと、春期に世田谷区やキャンパス近隣商店街、地域イベントの主催団体などへのヒアリングを行いました。
秋期に具体的な取り組みを模索する中で、食品ロスの啓発を目指し、地域商店街を絡めたスタンプラリーを行うことに決め、準備を開始しました。世田谷観光物産株式会社の助言?協力を得て、東急世田谷線の世田谷駅前で開催される地域イベント「楽市楽座」でスタンプラリーのカードを配布することになりました。
10月29?30日に開催された楽市楽座では、せたまち1班のメンバー4人のうち、平田頌一郎さん、橋本桃華さん、玉野井伽歩さん(いずれも3年生)の3人が、世田谷観光物産株式会社がプロデュースする世田谷みやげの菓子などを販売しながら、訪れた買い物客にスタンプラリーカード約500枚を配布しました。
「食を楽しめ!商店街スタンプラリー」と銘打ったカードには、SDGsクイズのほか、世田谷駅周辺の3店舗の地図と各店舗のSDGs達成に向けた取り組みが紹介されており、約1ヶ月の期間中に2店舗を訪れて注文した料理を完食し、SDGsクイズに正解すると景品を受け取ることができる仕組みです。
平田さんは「体験型の取り組みを通してSDGsへの理解と食品ロスへの意識を浸透させ、近隣店舗に立ち寄る機会を作ることで地域活性化にも繋がると考えて企画した。どれくらいの方が利用してくれるかはわからないが、食品ロスへの関心を持つきっかけになれば」と話しました。
スタンプラリーのカードは本企画に賛同した3店舗にも設置されており、11月30日まで利用することができます。
また、12月15?16日に開催されるボロ市でも、期間を変更して第2弾となるスタンプラリーの実施を検討しており、平田さんらは、ナンバリングして配布したカードの利用状況を分析しながら改良を重ね、次回の配布に臨む予定です。
- 楽市楽座でお菓子の販売をしながらスタンプラリーカードを配布する学生ら
- 協力を得たカフェ「BRICK LANE」でもカードを設置
<幕末維新>松陰神社参道商店街フェスでも出店 (12月23日追加)
12月11日には、松陰神社参道商店街で開催された<幕末維新>松陰神社参道商店街フェスにブース出店し、新たに作成した「今から知っておこう!食品ロス削減ワークブック」を来場者に配布しました。
参加したのは、3年生の齋藤菜月さん、玉野井伽歩さん、橋本桃華さん、4年生の高澤愛香さんの4人。4人は、協力を得た世田谷キャンパス近くのカレー店で取り扱うサンドイッチスパイスを販売しながら、食品ロス啓発のためのワークブックを配布しました。ワークブックには、食品ロスの問題点やSDGsについて、削減のためにできること、「せたがやエコフレンドリーショップ」の紹介などが盛り込まれており、小学生が手に取って読むことができるような工夫がされています。
さらに、12月15?16日に開催された世田谷のボロ市にも参加し、地域イベントを盛り上げながらワークブックを配布して食品ロスの啓発を行いました。
- 左から、齋藤さん、橋本さん、高澤さん、玉野井さん、
- 配布したワークブック