2018年07月25日
【学生寄稿】法学部?本山雅弘ゼミ紹介「授業の現場から」
「授業の現場から」とは
本企画は、各学部のゼミ?研究室に所属する学生に執筆をお願いし、ゼミ?研究室の特徴や学習内容、日々学び実践していることなどを紹介しています。
本山雅弘ゼミ 執筆者:門平 賢太さん(法学部4年)
法学部現代ビジネス法学科の本山雅弘ゼミでは、著作権法について学んでいます。著作権法の目的は、文化の発展にあります。著作者を守り、そして新しい作品を作り出してもらうための法律です。
このゼミは、著作権法に関する著書や自ら選んだ判例を題材に、レジュメ形式でまとめ一人一人が発表し、それについて議論するという形式で行っています。自分が興味を持ったものはもちろん、ゼミ仲間が選んだ多種多様な判例を扱ううちに自然と知識も増え、先生の解説により理解も深まる充実した内容です。
ゼミの活動は日ごろの座学のほか、ゼミ研修旅行や日本音楽著作権協会-JASRAC-での研修の実施など、多くの学ぶ場が用意されています。
この日本音楽著作権協会の見学会では、東京?渋谷区にある本部にお邪魔し、広報の方から仕事内容を説明していただきました。実際に著作権に関わる仕事をされている方からのお話は、とても貴重なものでした。ゼミ生からの質問では、タイムリーな話題にも快く答えてくださり、とても有意義な時間でした。
法学部の学生であっても、法律関係の専門職を選ぶ学生は少数ですが、著作権、大きく捉えると知的財産権の知識は、一般企業でも役立ちます。
仕事以外にも、音楽や美術、模擬試験などにまで著作権は関わってきます。日々の生活の中には、気づかないところにさまざまな著作権対象物が存在しています。判例を見るたびに、こんなところにもと感じることが、この著作権について学んでいて面白いと感じる点です。
<国士舘大学新聞 2018年7月25日発行号に掲載>