2021年08月01日
岸清一訴訟記録研究会を開催しました
法学部の福永清貴教授が研究代表を務める比較法制研究所「岸清一法律事務所訴訟記録」調査?研究プロジェクトの第1回研究会が7月17日、世田谷キャンパス中央図書館内で開かれました。プロジェクトに取り組むのは、学外の法制史等の専門家5人、本学法学部の教員9人、本学図書館職員1人、合わせて15人。
研究会では、まず調査研究の対象となる本学所蔵資料の一部を全員で閲覧しました。和紙に毛筆で書かれた判決文などの原資料に触れ、資料の希少性と明治期に遡って日本の法制史をひも解くことの意義を共有しました。その後、自己紹介に続いて調査研究計画の策定に向け意見を交わしました。
プロジェクトは、令和3年度科学研究費助成事業で、期間は5年。これまで講演会を2回開催し、岸が弁護士として多くの民事?刑事?行政?特許訴訟などを担当する一方で、IOC委員として1940 年オリンピックの東京誘致活動を推進したことなど、「日本近代スポーツの父」ともいわれる岸の足跡を紹介しました。