2019年12月17日
政治研究所主催シンポジウム「災害―震災?テロ?IT」を開催しました
政治研究所が主催する政治研究所シンポジウムが12月5日、世田谷キャンパス34号館B201教室で開催され、政経学部の学生を中心に約160名が参加しました。
シンポジウムは、「災害―震災?テロ?IT」をテーマに政経学部の川島耕司教授、織田健志准教授、加藤将貴准教授がパネリストとして登壇し、それぞれの専門分野からみた災害についての考察を発表し、学生らは熱心に聴講していました。
開会のあいさつで政治研究所所長の的射場敬一教授は、「このシンポジウムを通じて第一線で研究されている先生方の報告を聞くことで先生方の教育者ではなく、研究者としての面を体験してほしい」と述べたほか、菅原道真の死による災いを紹介しました。
その後、織田准教授が「震災と人心」と題し、過去の大規模地震を例にあげ、震災が人心にもたらした影響について発表しました。続いて川島教授が4月にスリランカで起こったムスリムによる連続自爆テロについての考察を述べました。最後に報告した加藤准教授は、人の手による災害として近年急増しているサイバー攻撃の事例を紹介し、今後はAI技術を駆使したサイバー攻撃も見込まれるとの見解を述べました。
発表終了後には学生から質問も投げかけられ、活発な意見交換が行われました。
- 講演会の様子
- あいさつする的射場教授
- 「震災と人心―『大正大震災』を手がかりに」をテーマに発表する織田准教授
- 「イスラーム過激主義とスリランカーイースター?テロの背景」をテーマに発表する川島教授
- 「テクノロジーと災害」をテーマに発表する加藤准教授
- 質問が投げかけられる様子