2021年11月02日
【学生寄稿】政経学部?古坂正人ゼミ紹介「授業の現場から」
「授業の現場から」とは
本企画は、各学部のゼミ?研究室に所属する学生に執筆をお願いし、ゼミ?研究室の特徴や学習内容、日々学び実践していることなどを紹介しています。
古坂正人ゼミ 執筆者:竹田夢輝哉さん(政経学部3年)
私が所属する政治行政学科の古坂正人ゼミでは、社会課題を発見して、大学と行政などが連携して解決策を考える「社会連携論」を実践的に学んでいます。
具体的には、防災やまちづくり、教育や都市農業などの公共政策について現地調査をもとに、自治体や企業、大学や市民などさまざまな観点から当事者として何ができるかを考えています。
実際に、平成30年度から古坂ゼミでは、本学と包括連携協定を締結している埼玉県八潮市が開催する、学生主体で社会課題の解決策を考える「政策プレゼン大会」に参加してきました。今年度は「子どもと教育」が大会テーマとなっており、コロナ禍で運動機会が減少する子どもたちについて、基礎体力の低下を防ぐ仕掛けや仕組みを調査しています。ゼミ生同士で解決策を議論することで企画構想力が高められ、発表の練習や準備を一緒にすることで、メンバーの結束力が強くなり、人前で話すことに自信が持てるようになりました。
古坂ゼミでは、こうしたゼミ生同士の「ヨコ」のつながりだけでなく、卒業生とオンライン交流会を開催する、ボランティアとして地域の祭りに参加するなど、先輩?後輩との「タテ」の関係や、異年齢で構成される地域社会との「ナナメ」のネットワークづくりを大切にしています。
ゼミの活動を通して公共政策に携われることは学生時代になかなかできない貴重な経験です。コロナ禍で人間関係が希薄になりがちな状況下でもICTを活用することで、人間関係を発展させ、深い学びの機会を創出させることができると思います。
<国士舘大学新聞 2021年10月25日発行号に掲載>