2021年12月02日
経済研究所主催講演会 タイ大使館公使参事官が語る対タイ日関係の深化
本学政経学部付属経済研究所が主催する講演会が11月23日、世田谷キャンパス8号館8411教室で開催され、約20人が参加しました。講演会はZoomを通じて関心のある政経学部の学生にも同時配信されました。
講師には、在京タイ王国大使館工業部よりバウォン?サッタヤウティポン公使参事官を招き、「タイの工業化の進展と中進国の罠脱却に向けた取り組み?深化するタイ日関係?」と題し約60分間講演いただきました。
バウォン氏は、神戸大学大学院を卒業後、タイ工業省に入省し、現在はタイ大使館工業部で日タイ間の産業協力?連携に取り組んでいます。タイ大使館工業部の主な取り組みとして、日本とタイにおける産業交流と発展促進のため包括的な支援や産業に関する情報の収集、分析などを行っていることをあげ、日本とタイ双方の発展に尽力していることを説明しました。また、14世紀ごろから続く日本とタイとの交易関係の歴史ほか、タイ産業の変遷やタイが長期的な経済ビジョンとして国家をあげて推し進めている「タイランド4.0」にも言及しました。とりわけ、タイへの直接投資が他国をおさえ日本が長年、圧倒的な首位であることを紹介し、タイは経済成長に際し、日本政府や企業の連携?協力のもと実現してきたことを強調しました。
講演終了後は、多くの質問がなされ、バウォン氏はそれぞれの質問に対し補足を加えながら丁寧に説明しました。
- 講演するバウォン氏
- 講演会の様子
- 講演会の様子はZoomでも配信
- 司会を務めた助川成也教授