2022年06月01日
森朋子講師が『サステビリティ?トランジションと人づくり』出版記念イベントに登壇しました
国立研究開発法人国立環境研究所主催の『サステビリティ?トランジションと人づくり』出版記念イベントが5月13日にオンラインで開催され、政経学部政治行政学科の森朋子講師が登壇しました。
同イベントは、『サステビリティ?トランジションと人づくり』の執筆者7人が出版の趣旨や掲載内容の紹介をするとともに、「社会を変える”人づくり”とは?」をテーマにディスカッションし、持続可能な社会のつくり方と、それを支える人づくりのあり方を考えるもので、当日は森講師が司会を務め、イベントを進行しました。
森講師はまず、気候変動などで環境問題が進行し、従来の社会の仕組みを前提にその改善を図るのではなく、持続可能な社会に向けて社会システムの仕組みやルールそのものを変えていく「サステナビリティ?トランジション」が求められる時期にきているという認識を全員で共有しました。そして各登壇者が、気候変動、都市づくり、生産と消費などそれぞれの分野で、現在求められている変化や実際に行われている先行事例を話題提供しました。
さらに、これら変革には人と社会が密接に関わりながら、双方の連関で人も社会も変わっていくという提示があり、変革を導く人への教育について森講師が、「人と協働して社会に働きかけるアクションを出し合えたり経験できたりする機会を提供していくことが重要になってくる」と話しました。登壇者は最後に、社会の人々が自分事として問題意識を共有し、解決していくムーブメントの中から成功体験を積み重ねていくことの重要性を共有し、イベントを締めくくりました。