2023年01月24日
(株)CBパートナーズ代表取締役?齊藤氏を招き「M&Aについて」の講義を開催しました
1月18日、メイプルセンチュリーホール4階中教室で、政経学部と経営学部の3年生を対象に「M&Aについて」の講義が行われ、政経学部の佐藤恵ゼミ、柴田怜ゼミ、経営学部の島崎杉雄ゼミ、三谷華代ゼミ、山下修平ゼミの学生約50人が参加しました。
講師には、M&A仲介事業を手掛ける株式会社CBパートナーズ代表取締役の齊藤章平氏を招き、医療?介護?福祉業界に関するM&A?事業承継をテーマに話を進めました。
齊藤氏ははじめに、M&Aについて説明。M&Aとは企業の合併や買収のことで、株式譲渡や新株発行、事業譲渡などの方法で行われ、事業を売りたい人と買いたい人が出会い、相手を理解した上で1対1の契約を結ぶなど、そのプロセスから「M&Aは”結婚”に例えられる」と話しました。
次に、医療?介護?福祉業界が抱える承継問題や経営課題について解説。現在、病院の多くが規模や経営管理の問題から後継者不在の問題を抱えており、第3者への事業承継やM&Aが主流になりつつあると話し、実際の売主インタビューや過去の事例を交えながらの説明に対して学生は熱心にメモをとっていました。
齊藤氏は最後に、「社会人として働くには”(雇用は)契約ごとであるという意識”を持つこと、”できないことはできない”と伝えること、”続ける”ことの3つが必要である。辛い時に自分自身を支えるのは、続けてきたことの中にヒントがあると思うので何か続けていること、これから続けられそうなことを見つけておいてほしい」と学生にアドバイスを送り講義を締めくくりました。
講演を聞いた学生からは「M&Aについて学ぶ機会はあったが、詳しく聞くことができ非常に興味深かった」「事業承継の難しさは知っていたが、なぜ難しいのかより深く理解することができた」などの感想が聞かれました。
講演後、齊藤氏は「M&A仲介や事業承継支援を行ううえで大切なことは「人間力」。知識や経験が豊富にあるだけではなく、いかに人としての力を備えているかどうかで、お客さまからの信頼関係が変わってくる。人間力を培うためにも、学生時代から、さまざまことに興味をもち、知識を身に着け、経験?体験をし、それらを続けてみてほしい。また、自分という人間を理解するために、自分自身の魅力、大切にしているものが何かを考え抜き、追及してほしい」と学生にエールを送りました。
- 講師の齊藤氏
- 講義の様子
- メモを取りながら熱心に聴講する学生ら
- 講演後には質疑応答の時間も設けられさまざまな質問が投げかけられた