2024年02月12日
上村ゼミの学生らが「せたがや国際メッセ」に参加しました
2月12日、世田谷区?日本大学文理学部百周年記念館ニューアリーナで行われた、世田谷区公益財団法人せたがや文化財団(せたがや国際交流センター)主催?「第7回せたがや国際メッセ」に、政経学部政治行政学科の上村信幸ゼミが参加しました。
せたがや国際メッセとは、「人、国、地域がつながり、交流のきっかけとなること」を目的とした、「共生のまち世田谷」実現及び多文化共生の社会構築をめざす国際交流イベントで、家族連れなど近隣の区民を中心に三千人超の来場者でにぎわうなか開催されました。
会場にはルワンダ共和国大使館やJICAなど多くの団体が展示するなか、上村ゼミは「フィリピンの路上で生きる子どもたちとの絵画展」を出展しました。過酷な現実を前に逞しく生きているフィリピン児童養護施設の子どもたちが初めて描いた水彩絵画17点を展示したもので、上村ゼミと認定NPO法人アイキャンとの社会連携にもとづく国際ボランティア活動の成果として企画されました。昨夏、学生みずからがフィリピンの貧困地域での社会調査及びフィールドワークに参加し、現地の児童養護施設に入所する子どもたちと三泊四日の交流をおこない、そのなかでの取り組みのひとつが今回ようやく実現の運びとなりました。
当日は、お年寄りからお子さままで約320人もの来場者が会場中央部に設置された展示コーナーの絵画作品を熱心に鑑賞してくださり、「力強さに感動しました」「作品に元気をいただきました。ありがとうございます」「夢が叶いますように!応援しています」などの心温まるコメントが多数寄せられました。絵画展の会場では、今回の出展絵画をもとに学生が自らの手で制作したチャリティ絵はがきが来場者に手渡しされており、学生主体の社会貢献に対して「素敵な絵画展です。すばらしい活動です」と評価する声が多くありました。
ゼミ学生の中心者である大野尚馬さん(政経学部3年)は、「初めての参加でしたが、予想以上にたくさんの方に関心を持っていただけて、やり甲斐と充実感を感じることが出来ました。これからも『地球的に考えて、足元から行動する』ための実践に頑張っていきます」と決意を語っていました。
- 上村ゼミの発表内容
- 来場者に手渡された学生制作のチャリティ絵葉書
- フィリピン児童養護施設の子どもたちによる水彩画