2017年07月25日
【学生寄稿】理工学部?神野誠研究室紹介「授業の現場から」
「授業の現場から」とは
本企画は、各学部のゼミ?研究室に所属する学生に執筆をお願いし、ゼミ?研究室の特徴や学習内容、日々学び実践していることなどを紹介しています。
神野誠研究室 執筆者:栗山 晴貴さん(理工学部4年)
ロボットについて学ぶ神野誠研究室では学部生15人、大学院生1人、特別研究員1人が在籍しています。
私たちは機械工学に関する技術?学問を学ぶことを狙いに取り組んでいます。それぞれ興味を持った分野のロボット(産業用、災害救助、医療?福祉応用、宇宙応用など)を学会誌や論文集などを活用しながら調査し、結果から課題と社会的ニーズを抽出します。そして、今後どのようなロボットが求められるのかを新たなコンセプトやシステムの提案し、議論します。私を含む4年生は、日本が高齢者社会になるということもあり、医療?福祉応用ロボットに関心のある学生が多いです。
昨年9月には、合宿を行いました。実験計画法の勉強では、実験モデルに紙ヘリコプターを用い、複数の条件から最も優れた組み合わせを推測し、実験結果と照らし合わせることを試みました。そのほか、卒業論文に向けての議論や研究室内の交流会をしました。
学外勉強会にも積極的です。6月には東京?大田区の町工場を見学しました。千分の一ミリの精度を必要とする機械加工の職人から工作機械の説明や製作面を考慮した設計の心得、百分の一ミリの違いについて体験しました。今回の体験は私たちの研究に大変参考になるもので今後の設計?製作に生かしていきたいと思います。
研究が行き詰っても先生や仲間が一緒になって考えてくれます。ロボットは幅広い分野ですが、その中から自分のやりたいことを選び、挑戦できるのが神野研究室です。
<国士舘大学新聞 2017年7月25日発行号に掲載>