2021年05月06日
理工学部?西村研究室がソトノバ?アワード2020の「実験のデザイン部門賞」を受賞
理工学部まちづくり学系の西村亮彦研究室(都市デザイン研究室)が取り組む「出張DIY広場」は、このほど、一般社団法人ソトノバが主催するソトノバ?アワード2020で「実験のデザイン部門賞」を受賞しました。
西村研究室のプロジェクト「出張DIY広場」は、まちの人の居場所づくりや地域交流の促進を目的に、DIYで製作したイスやテーブルなどをキャンパス内や近隣地域に設置することで、まちづくりの現場における実践実習と地域貢献を目指しています。本プロジェクトは、教員と学生からなる研究室という体制の中で、プロの社会実験を超えるほどの実験性が確認できたことや、タクティカルなDIYによる仮設的な空間デザイン、アクティビティ調査のほかに、アクティビティのシーンの細かな観察分析が共感を呼んだことが、評価されました。
ソトノバ?アワードは、日本初のソト(屋外)空間全般を対象に日本のソトやパブリックスペースについて、一定の成果をあげたものやこれからの展開が期待される取り組みを評価する表彰制度です。
同賞は、全14プロジェクトのプレゼンテーション?質疑応答を行うオンライン公開最終審査会を経て、受賞プロジェクトが決定され、コンセプトである「ソトを居場所に、イイバショに!」を具現化する5つの審査基準、(1) 共感、(2) 独自性、(3) デザイン性、(4) アクティビティ、(5) 持続性、を基に審査が行われました。
今回の受賞について西村講師は「学生のみんなとゼロから取り組んできた研究室の活動が評価されたことを、大変うれしく思います。今年も世田谷を拠点に各地でまちづくり活動を予定しているので、今回の受賞を励みにこれからも新しい取り組みにチャレンジし続けたいと思います」とコメントしました。