2023年09月21日
神野誠教授が第40回日本ロボット学会学術講演会にて優秀講演賞を受賞
第40回日本ロボット学会学術講演会の受賞者が発表され、理工学部機械工学系の神野誠教授が優秀講演賞を受賞しました。
本賞は、日本ロボット学会学術講演会にて、全登壇者の中から、ロボット学の発展に貢献する優秀な発表と認められたものに対して贈られるもので、昨年神野教授が発表した眼科用手術ロボットに関する研究「マイクログリッパを有する手術支援用ハンドヘルドデバイスの試作」が評価されました。なお、本研究は、科学研究費助成事業(科研費)基盤研究(C)(2021~2023年度)にも採択されています。
表彰式は、仙台国際センターで開催された第41回日本ロボット学会学術講演会会期中の(9/11~9/14)の9月13日に執り行われました。
■神野教授のコメント
現在、手術支援ロボットは、多くの手術で使われるようになってきました。しかし、眼科手術や微細手術では、まだまだ手術ロボットの普及が進んでいません。なぜなら、とても小さなロボットを実現することが難しいからです。受賞した技術は、狭い空間内でも器用に動くことができる超小型のロボットハンドです。将来、今まで難しかった治療や手術を、だれもが受けられる社会を目指しています。今回の受賞を励みに、ロボット技術を通じて社会に貢献できるよう、研究成果の実用化を目指して邁進したいと思います。
- 表彰式の様子
- 賞状を手に笑顔を見せる神野教授