2019年06月24日
建築学系2年生が「地域共生のいえ」の課題に取り組んでいます
理工学部建築学系2年生約70人が履修する「設計スタジオⅠ」では、一般財団法人世田谷トラストまちづくりが開設を支援する「地域共生のいえ」を題材に課題に取り組んでいます。
これまでに、開設を予定しているオーナー2人にご協力いただき、課題敷地となるオーナーのご自宅に足を運び、立地環境や理想の家をヒアリングしてきた学生たち。6月19日にメイプルセンチュリーホール建築スタジオで行われた中間発表では、オーナーの米屋慶子さんと世田谷トラストまちづくりの山田翔太さんが見守る中、課題敷地の環境やオーナーの思いを形にした学生の個性豊かな発表が続きました。
ファッションに関わる教室を開きたいという米屋さんの思いを形にすべく、教室の配置にこだわった提案や、世田谷という立地から光を効率的に取り入れようとする提案など、コンセプトや目的は同じでもできあがる家の形はさまざまで、米屋さんは出来上がりをイメージしながら熱心に耳を傾けていました。
学生発表の後、教員からは評価や改善点の指導が、米屋さんからは感想が述べられ、学生は7月に行われる最終発表に向けて改良点を確認していました。
「地域共生のいえ」とは、一般財団法人世田谷トラストまちづくりが行なっている事業の 一つで、自宅をまちに開放し地域に役立ててもらうことで、地域の絆を育むことを目的としています。これまでも、自宅の空き部屋や空き家を活用し、子育て支援の場、高齢者の集うサロン、子どもの地域の居場所、近隣の交流の場など、さまざまな地域ニーズに応えた取り組みをしています。
7月の最終発表の後、学生が制作した作品は一つのファイルにしてオーナーにプレゼントする予定です。
- ご協力いただいたオーナーの米屋さん
- 米屋さんの思いに耳を傾ける学生ら
- 設計のコンセプトを語る学生
- 発表準備を進める学生
- 建設予定地を再現した模型
- 自身の作品をまちの模型の中に置いて説明する