2019年06月28日
建築学系主催の講演会「工務店から見た近代数寄屋」を実施しました
理工学部建築学系が主催する講演会が6月27日、世田谷キャンパス7号館7201教室で実施され、株式会社水澤工務店取締役の川嶋健史氏が「工務店から見た近代数寄屋」と題して講演し、会場には理工学部建築学科の学生を中心に教職員や地域住民ら約50人が参加しました。
講演で川嶋氏は、数寄屋について「『数寄』とは、和歌や茶の湯、生け花など風流を好むことをいい、『数寄屋』は好みに任せて作った家であり、茶室を意味している。安土桃山時代に誕生し、現代では料亭や住宅などで活用されている」と解説しました。その後、近代的な工法や材料を応用するなかで近代数寄屋という独自の様式を確立した吉田五十八の手法をスライドを用いて分かりやすく紹介しました。
卒業研究に関連する話題も随所に盛り込み、学生ら参加者は工務店の取締役として活躍する川嶋氏を前に熱心に聴講していました。
- 川嶋健史氏
- 講演会の様子