2023年12月19日
建築学系?位田達哉ゼミ生と3年有志の学生が「デザイン学生シンポジウム2023」で奨励賞を受賞
11月11日にリアル&オンラインのハイブリッド形式で開催された「デザイン学生シンポジウム2023」において、理工学部建築学系?位田達哉ゼミ所属の3年生?本間悠暉子さん、有志の3年生?赤津愛美さん、同3年生?津中陽有さんによるプレゼンが奨励賞を受賞しました。
今回のシンポジウムテーマは「新しい循環社会へ向けてのデザイン」。受賞プレゼンは「イチョウの秋 黄金の秋」と題して、本学の落ち葉を活用した椅子の模型を発表しました。
毎年、秋に大量のイチョウの葉が舗装された地面に落葉するのを見た本間さんは「土に還らない落ち葉をどうにか活用できないか」と考え、3Dプリンタに使用するフィラメントに細かく砕いた落ち葉を混ぜた「落ち葉フィラメント」を開発し、赤津さん?津中さんがそれぞれ落ち葉から連想した椅子を設計し3Dプリンタで作品を創り上げました。
素材担当の本間さんは「落ち葉をどう細かくするか、そして粉状にした落ち葉をどうフィラメントにするか試行錯誤を繰り返した。また、3Dプリンタでの出来上がりの強度についても苦労した。毎日落ち葉まみれになり苦労も絶えなかったが、無事出来上がって良かった」と述べました。また設計を担当した赤津さんは「彩音(Ayane)」と題した作品を制作し、「落ち葉が奏でる音を表現し、横から見ると音符、正面から見るとト音記号に見えるような椅子を制作。曲線やバランスの設計が難しかった」と述べました。また、津中さんは「双葉チェアー」と題した作品を制作し、「落ち葉をモチーフにした椅子を作成。椅子と椅子の間にテーブルが格納されているのがポイント」と述べました。
指導にあたった位田准教授は「学生らが、日々アイディアを出し合いなが奮闘している姿を見守ってきたので、今回このように評価され受賞できたことを大変嬉しく思う」とコメントしました。
- 1年間乾燥させ粉状にしたイチョウの葉
- イチョウの葉を練りこんだフィラメント
- プレゼンテーションの様子
- 表彰状を手に
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