2021年11月11日
理工学部?西村研究室が第5回渋谷公園通国際ガーデニングコンテストで審査委員長賞を受賞
理工学部まちづくり学系の西村亮彦研究室(都市デザイン研究室)が、第5回渋谷公園通国際ガーデニングコンテストで審査員長賞を受賞しました。
渋谷の公園通りでは毎年、歩道上の植栽マスを使った国際ガーデニングコンテストが開催されており、10月11日から31日まで開催された今年のコンテストに、西村研究室の学生12人(4年生2人、3年生10人)が参加しました。
当日は現地で木材をDIYし、花壇の上に腰掛けられるスペースを生み出しました。車道との間には視界を遮るための横板を設置。花壇には植栽を植え、リラックスできる公共空間を演出しました。
審査員長賞では、休憩できる施設や滞留空間が不足する渋谷の街において、限られた植栽帯のスペースを有効利用して、鉢植えと地植えを組み合わせたガーデニングと一体となった上質なテラス空間をDIYで作り出した点が高く評価されました。
西村講師は「短期施工の厳しいスケジュールだったが、学生が頑張ったお陰で質の高い休憩施設が完成し、審査委員長賞をいただくことができた。これで完成形ということではなく、継続的な装置の改良やコンテンツの企画など、まちづくりの実験の場として活用していく予定。渋谷にお越しの際はぜひ立ち寄ってほしい」と話しました。
西村研究室は、まちの人の居場所づくりや地域交流の促進を目的とした、学生の設計?施工による広場づくりの実験を各地で行い、まちづくりの現場における実践学習と地域貢献を目指し研究を進めています。
渋谷公園通り一帯では地域関係者や渋谷区と連携しながら、歩行者中心のまちづくりに取り組んでいます。今回、代々木公園のみどりと憩いの空間が渋谷駅に向かってにじみ出すきっかけづくりとして、さまざまな使い方ができる歩道上のミニパークを研究室で制作しました。
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教員情報:西村亮彦講師