2020年12月18日
西村研究室が下北沢駅で「出張DIY広場」を実施しました
理工学部まちづくり学系の西村亮彦研究室(都市デザイン研究室)が、11月30日~12月6日にかけて、駅前広場の整備が進む下北沢駅東口で「出張DIY広場」を実施しました。
西村研究室では、まちの人の居場所づくりや地域交流の促進を目的とした、学生の設計?施工による広場づくりの実験を各地で行い、まちづくりの現場における実践学習と地域貢献を目指しています。
今回は、下北沢のまちの魅力発信や課題解決に取り組むネットラジオ局「下北沢ラジオ0」と共同で実施し、まちの顔となり待ち合わせや散歩のついでに利用できる「+αの溜まり場」をコンセプトにDIYで製作したいす?テーブル、階段、ステージ、ハンモックなどを設置しました。ビールケースを用いて形状や配置を自由に変えられる仕組みなど随所に工夫を凝らし、憩いの場として多くの人々が利用しました。また、12月4日と6日の夜にはラジオ収録やDJ?ミュージシャンによる音楽演奏が実施されました。
理工学部の西村講師は、「予告なしのゲリラ的に実施してまちの反応を見ましたが、メンバーが妥協せず頑張って細部まで作り込んでくれたおかげで、たくさんの方々に思い思いの方法で使っていただけた。仮設ではありますが、工事中で殺風景な駅前の風景を大きく変えることができ、今後に向けた数多くのヒントが得られたと取り組みの成果を話しました。現在は利用者の行動データを分析しており、実験結果を今後の活動に反映させる予定」とのことです。
西村研究室では、豊かな暮らしを支える公共空間のあり方について研究しています。「出張DIY広場」はこれまでに、楓門祭や松陰神社通り、馬事公苑?けやき広場でも実施されており、今後は三軒茶屋駅周辺の路上での企画も予定されています。また、今回活用された一部のいすなどは世田谷キャンパスにも設置されています。
教員情報:西村亮彦講師