2023年07月31日
学生の建築作品講評会「第51回スーパージュリー」を開催しました
理工学部の建築学系による「第51回スーパージュリー(学生優秀作品公開設計講評会)」が、世田谷キャンパスのメイプルセンチュリーホール1階大教室で開催されました。
建築学系では、設計の授業で制作した作品のうち優秀作品を学外から招いた建築家に評価してもらうこの催しを、年2回開催しています。学生らにとって多様な視点での批評や質問に応じることで、課題との向き合い方を再考し、提案力を高める貴重な学びの機会となっています。
今回の課題は、学部2年生が「お寺のそばの家」、3年生が「居場所としての公共建築 ずっといたくなるような図書館」、修士1年生は「開かれた大学」。
講評会では、事前の選考で選出された大学院修士1年の2人と学部2?3年生11人が、各学年に与えられた課題をもとに制作した作品についてそれぞれ模型や図面を用いて発表し、一人ずつ講評を受けました。
ゲスト審査員は遠藤克彦氏、香月真大氏、加藤亜矢子氏、田村順子氏の4人の建築家で、発表が終わるごとに学生らに向けて、専門家からの視点で助言や質問が投げかけられました。学生らは時折、言葉に詰まりながらも設計の意図やデザインコンセプトなどを説明していました。
講評会終了後の総評では、各氏から「アイディアを際立たせるなら、防災面やCO2排出量など安全や環境への視点も徹底的に考えるべき」「説明内容と設計が一致するよう考察を繰り返すことが必要」「社会ではプレゼンに行きつくには図面を評価される。愚直に図面に向き合い、努力を重ねてほしい」など激励の言葉が送られました。
- 緊張感にあふれた会場の様子