2023年10月20日
建築学系の学生3人がグローバル化人材育成プログラムで各賞を受賞(10/20更新)
第7回日本建築学会グローバル化人材育成プログラムに、建築のエンジニアリング分野を教育指導している位田達哉准教授からの推薦を受けて理工学部建築学系の2年生が参加し、貫洞葵礼さん、鈴木杏菜さん、堀之内佑香さんの3人が各賞でそれぞれ受賞しました。
このプログラムは、世界で活躍しようという志を持つ学生に対し、活躍の場の実情や将来の方向性などについて、基本となる知識や最新の情報などを獲得できる機会を提供する取り組みとして、日本建築学会が主催し8月23日?24日に東京都港区の建築会館ホールで行われました。
プログラムには全国で学ぶ大学生や大学院生が参加し、2日間にわたってワークショップ形式でさまざまな課題に挑戦しました。
参加した学生らは「他大学の学生と一つの課題に対して、それぞれが持っている知識を持ち寄って意見をまとめることができた。良い経験になった」「同じグループの学生で留学や海外インターンに参加している人もいた。建築に関することだけではなく語学力の向上に努め視野を広げていきたい」と述べ来年に向け抱負を新たにしました。
受賞者情報
●内藤廣最優秀賞
課題テーマ「情報化時代のオリジナリティ」
受賞者:貫洞葵礼(理工2年)
●アランバーデン最優秀賞
課題テーマ:「脱炭素に効く構造デザイン」
受賞者:鈴木杏菜(理工2年)
●高尾全賞
課題テーマ「東南アジア/インドで自社の建築市場の拡大を目指す」
受賞者:貫洞葵礼(理工2年)
●松永洋介賞
課題テーマ:「ジャカルタの一等地における大型複合開発案件」
受賞者:堀之内佑香(理工2年)
- 参加した一同で記念撮影
- 賞を受賞した左から堀之内さん、貫洞さん、鈴木さん
佐藤学長に受賞を報告
10月18日には、各賞を受賞した貫洞葵礼さん、鈴木杏菜さん、堀之内佑香さんの3人が指導した位田達哉准教授とともに佐藤圭一学長に受賞を報告しました。
3人はそれぞれ今回受賞した発表の概要をスライドを使って説明しました。「脱炭素に効く構造デザイン」という課題テーマについて発表した鈴木さんは、廃材を使用した蛇籠を家の基礎づくりに活用する方法を提案し、導入によるCO2の削減量を具体的に示しました。堀之内さんは、ジャカルタでの大型複合施設開発に関して、空飛ぶ車の実用化を盛り込んだ構想を発表したほか、貫洞さんは「情報化時代のオリジナリティ」というテーマに対して、オリジナリティはプロセスと感情の二つに分けられ、「共感」がそれぞれに共通しているという結論に至ったことを紹介しました。
3人の発表を受け、佐藤学長は「今回の受賞を契機に、より研究活動に邁進してほしい」と激励しました。
- スライドを使って受賞課題について説明
- 佐藤学長から記念品が贈呈