2019年07月25日
建築学系2年生「地域共生のいえ」オーナーを前に最終発表
理工学部理工学科建築学系2年生約70人が履修する「設計スタジオⅠ」では、一般財団法人世田谷トラストまちづくりが開設を支援する「地域共生のいえ」を題材に、課題に取り組んでいます。学生らはこれまでに、開設を予定しているオーナー2人へのヒアリングや課題敷地の調査をもとに制作を進め、6月19日の中間発表では教員からの指導を受け改善点を確認しました。
7月24日の最終発表会では、学生が制作した作品のうち、教員による評価を経て選ばれた上位作品の発表が行われました。オーナーの米屋慶子さんと中川裕子さんを前に学生らは、作品のコンセプトやこだわった点などを、設計図や模型を提示しながら説明しました。
オーナーの米屋さんは「洗練されて個性的な作品が多い。光を採り入れたいという要望を実現してくれた」と評価し、さらに「このような学びの機会を通して、人間としての品格を育んでほしい」と若い学生らへの思いを口にしました。
一般財団法人世田谷トラストまちづくりの山田翔太さんは「本来は既存の家を地域に開放するためのソフト面でのサポートが中心。今回は地域開放型の新たな家の形を提案してもらい、なによりオーナー2人が喜んでくださったのがよかった」と述べました。
上位作品は、建築学系で半期に一度開催しているスーパージュリー(学生の建築作品講評会)に出品し、著名な建築家から講評をいただく予定です。
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建築学系2年生が「地域共生のいえ」の課題に取り組んでいます(2019年06月24日)
- 教員からの講評
- 学生の発表を聞くオーナーの中川さん
- 発表会の様子