2023年06月20日
建築学系の1年生が世田谷キャンパスでバリアフリー点検を実施しました
理工学部建築学系1年生の必修科目「建築基礎演習」で6月11日、世田谷キャンパスのバリアフリー点検を実施しました。本科目は建築学系の初年次教育であり、全15回のうち2回の授業(3?4限)を使って、本学系3コースの一つである建築福祉?医療コースに関する理解を深めることを目的に毎年実施しています。障がいのある当事者への理解を深めながら、物理的なバリアの存在とその解消法について考える機会としています。
当日は11グループに分かれ、グループの中で車いす利用者と視覚障がい者(全盲)の役割を演じる者、介助者、記録者、計測者などの役割を決め、各建物の出入口を中心に回りました。校舎出入口を利用した後に、階段の段差や踊り場の幅、スロープの傾斜角度、手すりの高さなどを計測し、記録係がメモをしながら進みました。
各グループには、「建築と人間工学」を履修する3年生19人がグループのサポーターとして、田中千歳研究室?寺内義典研究室の学生12人がグループのリーダーとして参加し、1年生とキャンパス内を回りながら建物の計測やチェックポイントの助言などを行いました。
点検後に教室に戻った学生らは、校舎のマップを広げ気づいた点をまとめる作業を行い、最後には各グループからの発表が行われました。体験をして得られた感想や各建物の使いやすさ、気づいた課題など建築の視点からさまざまな意見が出されました。
- バリアフリー点検の様子
- グループごとの発表の様子