日本文学?文化コースの学生は、卒業後に一般企業に進む人が最も多く、国語科教員、公務員などさまざまな進路に進みます。今回は一般企業のなかでも、「東日本大震災などのような天災による被害を減らしたい」という思いから大手ハウスメーカーに就職した卒業生を紹介します。
高瀬賢人さんは2023年3月に卒業し、株式会社一条工務店に就職しました。営業職を希望して就職した高瀬さんに、国士舘大学を受験した理由?入学してからの印象、日本文学?文化コースを選んだ理由、学生生活、就職先をめざしたきっかけ、そのためにやったこと、就職後にしたい仕事などについて質問に答えてもらいました。
国士舘大学を受験した理由?入学してからの印象は?
正直なところ、国士舘大学が第一志望校ではありませんでした。しかし、いざ卒業式を迎えると「国士舘大学で良かった」と沸々と感じました。私の在学期間には澳门小赌攻略_压大小稳赢公式—激情赢盈中の流行があり、対面授業の停止、オンライン講義への転換などがありましたが、国士舘大学は学生のことを何よりも考え、私たち学生が快適に勉学に励めるような環境づくりを迅速に行ってくれました。「大学はどこに入ったか、ではなくそこで何を学んで成すことができたか」です。今、在学中のみなさんもこれから国士舘大学に入学する方も国士舘大学生として胸を張ってもらいたいです。
日本文学?文化コースを選んだ理由は?
国語はどちらかというと苦手分野で、国語に興味があったというよりは文字から得られる文学者の心理性に関心がありました。文学は視点を変えると解釈が変わるころがとても面白いと思います。同じ作品を読んでも読者全員が同じ感想ということはありません。微々たる変化をもたらす文学を研究したいと思ったからです。
大学の行事で一番印象的だったものは?
観劇会での歌舞伎鑑賞です。個人的には初めての歌舞伎鑑賞でしたし、大変興味深いものでした。自分では選択することがないことを体験させてもらえた大切な思い出です。
ゼミ活動の思い出は?
コロナ流行中、私の所属ゼミはオンライン授業が多い印象でしたが、オンラインだからこそゼミメンバーとのディスカッションも捗りましたし、意見交換なども大変スムーズだったと思います。加えて、映像比較(担当:田代真教授)ゼミということもあって映像を円滑に共有する点に至ってはオンラインならではの利便性とが楽しさがありました。
就職先を選んだ時期?きっかけは?
就職先を選んだのは卒業の1年前でした。きっかけは、営業職で活躍する父の背中を見て育ち、自分も同じようになりたいと感じたためです。そのなかでも不動産業界を志したのは私の住む街が東日本大震災による被害を受け、その時の光景を目の当たりにし、私が社会貢献できる最大の職種であると考えたためです。
就職活動の対策は?
自分史の作成に力を入れました。自分史はどの職種の採用試験でも通じる有用さがあると思います。幼少期から現在まで、経験したことや、影響を受けたものを紙に書き出すことで自分を客観視して整理することで必然的に面接対策にもなりました。
就職後にしてみたい仕事内容は?
営業職として「家」を売りたいです。「家は一生に一度の買い物」と言われることが多くあります。私は「東日本大震災などのような天災による被害を減らしたい」という確固たる意志を持って一条工務店を選びました。自分の想いとお客様の想いを結び合わせるには最適な職種だと思って働いていきたいと思っています。
以上、この記事は卒業直後のアンケートをもとに構成しました。高瀬さんには、たくさんの質問に答えてもらい本当に感謝しています。受験生のみなさん、在学生の皆さんには、卒業生の経験として、参考にしていただければと思います。
文責:日本文学?文化コース 松野 彩