幼い頃から、竹とんぼなどの遊び道具やゲームを自分の手でつくることが好きで、将来はものづくりに携わりたいと考えていました。
理工学部の機械工学系には、企業出身の先生方が多く、より実践的な教えを受けられると思い志望しました。1年次の「技術者倫理」の授業では、「あらゆるエラーを想定し、その対処法を考えておくこと」という、ものづくりに対する基本姿勢を学びました。
2年次には、「機械設計製作プロジェクトB」で手回し発電機を製作。グループワークで、企画から設計、部品の選定、加工?組み立てまで行いました。正常に動作しなかったのですが、その原因と改善点を考察しレポートにまとめ発表。リスク管理の大切さを実感するとともに、“ものづくりは失敗を改善することで進化する”という思考を育みました。
さらに、企業の現役エンジニアの方を講師に招く「機構学」の授業など、ものづくりの知識と技術を段階的に学びながら、自らの成長を感じています。現在は、神野 誠先生の研究室に所属。研究者として第一線で活躍する先生の「自分で一から考え、手を動かすことが大事」という教えを胸に、自分が開発した製品が世の中を便利にする未来を夢見て、研究に励んでいます。
掲載情報は、2023年のものです。