Kokushikan Magazines Feature

地域に寄り添い信頼される女性警察官を目指して

法学部法律学科2年 山邊 由依

将来どんな人になっていきたいですか

警察官を志す私は、地域住民に信頼され、相談しやすい存在になるため、コミュニケーション能力を高めたいと考えています。ゼミでは「聞くこと」の大切さを学び、相手の気持ちを汲み取ることで適切な対応ができると理解しました。
また、被害者学の授業から、言葉より寄り添う姿勢が重要であると学びました。女性警察官として、その学びを活かし、適切に対応し、地域に貢献したいです。

国士舘大学に進学を決めた理由

子どもの頃から警察官になるのが夢で、法律を学べる大学を探していました。警察官の立場を意識した法律教育やゼミがある国士舘大学に魅力を感じました。
また、公務員?教職に強い伝統や、警察官採用試験対策講座、資格取得支援が充実している点にも惹かれました。

国士舘大学に進学して良かったところ

警察官になるための準備ができるところが国士舘大学に入ってよかった点です。私は2年から、警察官を見据えた専門科目の「刑事系コース」を選択し、吉開多ーゼミに入りました。
警察署見学やOB?OGの現役警察官の方々に直接お話を聞くことができます。警察官は所属する部門や組織によって業務が異なり、それぞれの分野で活躍されている先輩方のお話を聞いたことで、現場を知る人ならではの情報を知り、さらに意欲が高まりました。

好きな授業があれば教えてください

私が好きな授業は、模擬裁判の授業です。
模擬裁判の授業では、判例の読み方や民事裁判の流れなどを学び、仲間と協力し合い一つの授業(下級生のための授業用の動画)を作り上げました。今回の模擬裁判では、野球観戦中ファウルボール飛来による負傷についての民事事件を取り扱いました。
類似する事案を見つけ、それぞれ判例の争点と判決の根拠をまとめ、他の事案との共通点、相違点をレポートにまとめました。
この授業を通して、ウェブ上で閲覧できる判例データベースの見方や調べ方を学ぶことができました。また、作成したレポートを基に自分たちが裁判官の立場であれば、どのような判決を下した方が良いのかグループディスカッションをしました。
この授業では、他人の意見を聞き、自身の考えと違う場合は意見を交わし、最善の答えを見つけ出す作業が大変でしたが、とても有益な経験になりました。

「好きな言葉」または「座右の銘」を教えてください

私の好きな言葉は「因果応報」です。

 因果応報とは善い行いをすれば良い報いがあり、悪い行いをすれば悪い報いがあるという意味ですが、私の解釈は少し違って、努力をすれば努力をした分だけ結果として返ってくると信じています。

トキメキKOKUSHIを読んでくれる皆さんに【ひとこと】お願いします!

警察官を志し、地域の方々に信頼され、相談しやすい存在になりたいと考えています。
ゼミや被害者学の授業を通じて、双方向の対話や寄り添う姿勢の大切さを学びました。相手の状況や感情に配慮し、耳を傾けることで、正確な状況判断と適切な対応ができる警察官を目指し、特に女性が求めりれる場面で活躍したいです。

2024年11月 取材


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