独立行政法人国際協力機構(JICA)草の根技術協力事業「カンボジア救急医療に関する人材育成体制強化プロジェクト」の一環及び「2024年度医療技術等国際展開推進事業NCGM事業」への協力として、12月21日から12月29日にかけて、体育学部喜熨斗智也准教授及び防災?救急救助総合研究所石﨑貴准教授がカンボジアの首都プノンペンに派遣され、現地指導者と協働して研修を実施しました。
12月24日から26日の3日間は、厚生労働省が所管する医療技術等国際展開推進事業として国立国際医療研究センター病院と連携し、国立クメール?ソビエト友好病院において、国立病院やプノンペン市立病院の医師、看護師及びドライバーの合計51名を対象に、映像教材を用いて救急救命処置の基礎を学ぶEMT-Basic研修を実施しました。この研修は、保健省及びこれまでに育成した11名の現地指導者(医師等)が主体的に実施し、救急システム研究科の栁澤初実さん(修士課程1年)及び針谷拓さん(修士課程1年)も実習補助にあたりました。
12月27日は、カンボジア国内の6病院の代表によるメディカルラリーが開催され、現地指導者による評価を受けながら、救急救命に関する技術の研鑽に取り組みました。
カンボジアにおける救急医療人材の開発?強化を目的としたJICA草の根技術協力事業は2022年3月からスタートし、今回の渡航をもって現地での活動は区切りをつけますが、今後も国内外の関係機関と連携し、カンボジアにおける病院前救急医療の発展に貢献していきます。
2025.01.17
カンボジアで救急医療に関する人材育成体制強化として研修を実施しました
教育?研究