2021年07月05日
卒業生紹介(日本文学?文化コース)№4
日本文学?文化コースでは、ほぼ毎年、公務員試験の合格者を出しています。今回は、公務員試験に合格した卒業生を紹介します。
藤井 志保(ふじい しほ)さんは2021年3月に卒業し、4月から富山県庁に勤務しています。
藤井さんはおだやかな性格で、物事にじっくりと取り組む姿勢が印象的な学生でした。公務員試験の勉強をする学生の中には、大学での学業をおろそかにして試験勉強に夢中になってしまう学生もいるなかで、藤井さんは大学での勉強をけっしておろそかにせず、卒業論文もたいへん立派なものに仕上げました。そんな藤井さんに、国士舘大学、日本文学?文化コースを受験した理由や、学生生活、公務員をめざしたきっかけ、公務員試験に受かるまでのことについて質問に答えてもらいました。
国士舘大学を受験した理由、入学してからの印象は?
歴史と伝統があり、また、日本文学?文化コースのホームページに書いてあった少人数制のゼミに惹かれて受験しました。実際に入学してみて印象に残ったことは、全体的に明るいなということでした。また、図書館や学生食堂、スポーツジムといった施設も充実しているなと思いました。
日本文学?文化コースを選んだ理由は?
小さい頃から物語が好きで、日本語というものに漠然とでしたが興味がありました。文学にはその当時の思想や人々の好みなどが強く反映されていると思ったので、日本文学を学ぶことは日本そのものを知ることに繋がると思ったので選びました。
大学の行事で一番印象的だったものは何ですか?
歌舞伎の観劇会です。歌舞伎は当時の風俗や流行が反映され、近世以前の歴史や物語を題材にとっていることが多いので、実際に観劇することで日本文化の連綿と続く歴史や東京と江戸のつながりなどを肌で感じることができる良い機会でした。
ゼミ活動の思い出は?
課題の発表でゼミ生全員と意見や感想を出し合ったときのことが思い出に残っています。自分の考えてもいなかったことが質問として飛んでくることもあり、その質問に答えるために考えることで、自分の考えを整理することができました。また、ゼミ生全員と意見を交わすことによって、ゼミの一員であるという思いが強くなったと思います。
公務員を目指した時期?きっかけは?
大学2年生の時、アルバイト先の同じ大学の先輩が市役所に内定したという話を聞いて意識し始めました。本格的に公務員一本に決めたのは、3年の夏のインターンシップ後からです。
公務員試験の対策は何をしましたか?
3年の春から予備校に通い、大学の授業の後に通学していました。
以上、藤井さんには、たくさん答えてもらい本当に感謝しています。受験生のみなさん、在学生の皆さんには、卒業生の経験として、参考にしていただければと思います。
文責:日本文学?文化コース 准教授 松野 彩