2018年04月10日
【文学部ブログ】新緑のケヤキに彩られた世田谷キャンパス(史学地理学科?磯谷達宏)
世田谷キャンパスの桜がすっかり葉桜となった4月の半ばですが、今度はケヤキの新緑が美しい季節を迎えています。
ケヤキは日本に広く自生する落葉広葉樹です。長寿で大木になる上に枝振りが美しく、さらに木材が建築や工芸などさまざまな用途に有用なことから、古くから日本人の暮らしと密接に関わってきました。また、大気汚染にも強い樹種なので、街路樹としてもよく植えられています(甲州街道沿いのケヤキ並木が有名です)。
ケヤキは関東地方でもよく植えられ自生もしている樹木で、世田谷キャンパスでも数年に一回ほどの間隔で多数の種子をつけ、それが周囲に散布されます。世田谷キャンパス付近の道路脇の植え込みなどでも、ときどき種子から芽生えたケヤキが生育しているのを見かけることがあります。
上の写真はケヤキの樹皮です。ふだんあまり木を見ない人でも、この模様に見覚えのある人が多いのではないでしょうか?樹皮のはがれ落ちたばかりの部分が薄いオレンジ色になるのが特徴的です。
ケヤキは国士舘大学の各校舎の周辺でも数多く見ることができます。大木になると箒型の樹形が独特なので、慣れると小田急線の車窓から見ただけで「あそこにもケヤキの大木がある!」とわかるようになります。興味をもった人は是非とも、小田急線の車窓などからのケヤキの大木を探してみてください。(地理?環境コース 磯谷達宏)