2019年12月19日
2019年度観劇会を行いました(日本文学?文化コース)
12月11日、日本文学?文化コース恒例の観劇会を半蔵門の国立劇場で行いました。
今回の演目は「近江源氏先陣館―盛綱陣屋―」と「蝙蝠の安さん」でした。
「近江源氏先陣館―盛綱陣屋―」は敵味方に分かれた一族の悲劇を描いたもので、松本白鸚ら充実した配役で楽しむことができました。
「蝙蝠の安さん」はチャップリンの代表作『街の灯』を元に、劇作家の木村錦花が脚色した異色作で、チャップリンの演じる主人公を、歌舞伎の名作『与話情浮名横櫛』の蝙蝠の安五郎に置き換えたものです。チャップリンの生誕130年を記念して行われたもので、初演以来、88年ぶりの上演でした。松本幸四郎の演じる蝙蝠の安さんの、コミカルでありながらほろっと涙をさそうような演技?踊り?表情のみごとさに、ついつい引き込まれてしまいました。
毎年行われる観劇会ですが、今年も日本文化に親しむとともに、休憩時間には友人間の交流を深め、楽しい一日となりました。